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良い意味のパワーインフレ ~映画の戦いはまだまだ続く~

12月4日、1982年の今日は映画『E.T.』の国内公開日です。

この作品の日本国内の興行収入は凄まじく、もののけ姫が公開される1997年までの15年もの間、破られることがなかったほどです。

 

映画の興行収入と配給収入とは

よく映画の成功度合いを表すのに「興行収入○○億円!!空前の大ヒット作日本上陸!!!」みたいなアオリ文句がありますよね。たまにそれとは別に「配給収入」という指標も見かけますがこれらの違いを疑問に思ったことはありませんか?

興行側というのは上映する映画館のことで、配給側というのは映画会社のことを指します。なので、興行収入はその映画に関わる全体での売り上げのことで、配給収入とはそこから興行側である映画館の収益分を差し引いた額ということです。

 

『E.T.』の世界での順位

アメリカで4.3億ドル、全世界で8億という興行収入を記録しました。

物価の上昇があるので、歴代興行収入の金額だけで見ると比較的新しい作品が上位に来ることになりますが、それを考慮した順位にすると、『E.T.』製作国のアメリカにおいては4位になります。

 

『E.T.』の日本での順位

国内での興行収入は135億円といわれています。

この記録は洋画邦画を合わせた国内の歴代興行収入順位の中でもなんと12位に位置しています。

 

やってきた『君の名は』

最近では『君の名は』が空前の大ヒットを飛ばしましたね。その興行収入は『もののけ姫』の193億円を抜いて、194億円に達したとのこと。最終的な興行収入はまだ伸びると思われるので、さらに順位が上がるかもしれない作品です。

この記録により残念ながら『E.T.』の日本での順位は繰り下がることでしょう。

 

 

『E.T.』を抜いた『もののけ姫』を抜いた『君の名は』の登場。今後のパワーインフレに期待したいですね。