11月17日、15年前と46年前の今日はこんなことがあった日だとか。
1970年の今日:ダグラス・エンゲルバートがマウスの特許を取得
2001年の今日:アップルが携帯音楽プレイヤーiPodを発売
・マウスの先駆け
マウスといえば右ボタンと左ボタン、さらに古いマウスといえば裏にボールが埋め込んであるもの、そう思っていたのですが歴史はさらに古かったのです。
1970年のこの日にダグラス・エンゲルバートという人物が取得した今日のマウスの原型となる特許は「表示システムのためのX-Y位置指示器」。
そのアイデアを元に作られたのがしたのがこちら。木製で金属ホイールが2つ埋め込まれているという構造で、現在のものとはちょっと違いますね。
By SRI International – SRI International, CC BY-SA 3.0, Link
ここから1970年代中にボール式が登場しました。その後は非接触型の開発が進み、1980年代になると専用パッドが必要な光学式が登場し、1990年代にはそれが不要な光学式が普及。2000年代にはレーザー式や青色LED式とより高精度化し、現在では暗視野顕微鏡式というものもあるようです。
・世界に広がるマウス
エンゲルバートの発明後、Macにワンボタンマウスが登場します。
Macintosh発売以前のコンピュータはコマンドによる操作(CUI)が一般的であったため、現在ではなくてはならないGUIの操作を可能にするマウスの登場はコンピュータ界に大きな影響を与えました。
・世界に広がる林檎
マウスを始め、アップルは新しい価値を広めるのが上手いです。
マウスの特許が認められた46年前=1970年の今日から31年後=2001年の今日、iPodが発売されました。
この初代iPod のシリーズの凄い所は、HDD式ならではの高容量化でしょう。
初代は5GBと今では少なく思える容量でしたが、この頃はフラッシュメモリー式が主流で容量は64MB程度の時代。今でいうと64GB のmicroSDが普及したと思ったところに外付けHDD2台分がポケットサイズになって現れたような感覚でしょうか?
iTunesでの楽曲管理と、楽曲販売も相まって、2001年からの数年で、デジタルオーディオプレーヤーを一般的にしたのはさすがアップルです。
Macintoshのことを知っても、何故かやっぱりWindows派。当時のiPod全盛期に何故か韓国製を選ぶ、そんなへそ曲がりがお送りしました。
参考ページ
Wikipedia – 11月17日
https://ja.wikipedia.org/wiki/11%E6%9C%8817%E6%97%A5
Wikipedia – ダグラス・エンゲルバート
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88
アップルの歴代マウス – Apple Mouse Gallery(追記2) | Blog!NOBON
http://blog.nobon.boo.jp/?eid=485448
Wikipedia – iPod classic
https://ja.wikipedia.org/wiki/IPod_classic
Wikipedia -デジタルオーディオプレーヤー /アップルの挑戦と躍進
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A4%E3%83%BC#.E3.82.A2.E3.83.83.E3.83.97.E3.83.AB.E3.81.AE.E6.8C.91.E6.88.A6.E3.81.A8.E8.BA.8D.E9.80.B2